2011年4月にリニューアルした新館(1997年7月完成)は、手積みによる琉球石灰岩(サンゴ等の堆積岩)の8本の円柱に支えられた回廊を持つ革新的な建築物。
床は同じ琉球石灰岩を敷き詰め、壁はサンゴを焼いて粉末状にし、 ワラを混ぜて醗酵させ、手作業で塗った[沖縄漆喰]です。 インテリアには、インド、アフリカ、東南アジアのアンティーク家具が使われています。
新館では、松竹株式会社ならびに松竹衣装株式会社ご協力のもと、日本の伝統芸能「歌舞伎」の舞台で使用された衣装の常設展、 開放的な雰囲気でお庭をご覧になりながらくつろいでいただける[カフェ]、蜻蛉玉のアクセサリーや、和雑貨などを扱う[ミュージアムショップ]があります。

庭のアプローチを抜けるとあらわれる、斬新な形貌をたたえた新館。
2011年4月の第一回目を「歌舞伎衣裳に観る四季の匂い~春・初夏~」と題してスタートした歌舞伎衣装常設展は、季節ごとにテーマに沿った衣装を入れ替えて展示しています。