2001年特別公演
一竹能 / 三番叟・神歌(さんばそうかみうた)
2001年5/12・13・14・15開催
三番叟について 世阿弥以前より伝わる「天下泰平、国土安穏」を祈願する神歌。正式には、能楽の世界では今日でも、この演目を演ずるには制約、禁忌がある。特別な立場の者(例えば「家元」)が特別な場合にのみ演ずることが許されている。「一竹能 / 三番叟・神歌」ではこの制約は守るものの、久保田一竹独自の演出内容としている。テーマ音楽はTHE ALFEEの高見沢俊彦氏が作曲。
<第1部>千歳、松・竹・梅が登場。ネパールの笛、バンスリの演奏に乗り天下泰平を叟く三人の祝舞。それを託した「一竹辻が花の作品」が象徴的に演出。<第2部>天上の神(シテ方・橋岡久太郎氏)が神門より現れ、神の子(ラスタ・トーマス氏)を地上に遣わす。大倉正之助氏の大鼓と槻宅聡氏の笛に乗り、ラスタ・トーマス氏の一人舞台。<第3部>再び天上の神(シテ方・橋岡久太郎氏)が現れる。ネパールのバンスリとオーストラリア、アボリジニ(先住民族)の大地の神と共鳴する楽器、イダキ(5人の奏者)の演奏のもと、この世を清め、「幸福」が訪れる神の謡と舞。
■配役
千歳 松:木村公一 (ファッションモデル)
千歳 竹:水野地人 (ファッションモデル)
千歳 梅:佐藤唯文 (ファッションモデル・シャンソン歌手)
神:橋岡久太郎 (観世流能楽師・シテ方)
神の子:ラスタ・トーマス (バレエダンサー)
■音楽テーマ
音楽: 高見沢俊彦 (THE ALFEE)
大鼓: 大倉正之助 (大倉流・大鼓方)
笛: 槻宅聡 (森田流笛方)
バンスリ: インドラ・グルン
イダキ: 小林白兵衛, SHOZO, HIDE190, 青柳陽介, 丸山哲也